2008年12月23日(火曜日)
言葉の持っている作用というのは、そういうものだ。言葉にしたことで、意味の大半が失われる場合が多い。名前をつけることで、理解が遠退くのと類似している。割り算の難しさは、「等分除」とか、そんな名前をつけることで解決するわけではないし、それで子供の理解や教育が深まるわけでもない。むしろその逆なのだ。言葉にすることで、みんながわかった気になって、すっかり安心して大事なことを忘れてしまうのである。僕も、沢山のことを言葉にして、沢山のことを失った。
言葉の持っている作用というのは、そういうものだ。言葉にしたことで、意味の大半が失われる場合が多い。名前をつけることで、理解が遠退くのと類似している。割り算の難しさは、「等分除」とか、そんな名前をつけることで解決するわけではないし、それで子供の理解や教育が深まるわけでもない。むしろその逆なのだ。言葉にすることで、みんながわかった気になって、すっかり安心して大事なことを忘れてしまうのである。僕も、沢山のことを言葉にして、沢山のことを失った。