2008年11月10日(月曜日)
お金を持っていても出し惜しみをして使わない、それが不況の原因だ、なんとか使いたくなる気分にさせよう、という議論をしているときに、1つ欠けていることがある。それは、使いたくなるような商品がどれだけあるのか、ということ。魅力のある商品が社会に豊富に出回っていれば、自然に消費は促進されるだろう。
via: MORI LOG ACADEMY: 経済についていろいろ
たとえば、僕は今、主にイギリスで機関車や部品を買っている。何故か? 日本に同様の商品がないからだ。日本では同様のものが生産されていない。日本のメーカは、まだまだメジャ指向で、「大衆」に受けるものを追い求めている。ところが、その大衆は、今では多様化し、自分たちのマイナな世界を深く楽しみたい、という欲求を持っている。ここにまだギャップがあるように感じるのだ。ヨーロッパはやはり豊かであった歴史が長いので、このあたりのバランスが日本よりも取れているようだ。もちろん、日本でもマイナな商品を少量生産する小さなメーカが増え始めている。そういったマイナ・メーカが、ネットを活用し、世界を相手にビジネスを展開してもらいたい。