2008年08月20日(水曜日)
本を読んでもさらっと流し読み、映像も音楽もなにかをしながら片手間に観たり聴いたり。まして、ウェブサイトや携帯サイトなどは、開いてざっと単語だけ眺めて、何が書いてあるのかな……、くらいを感じてお終い。そういう軽〜い消費が、今の若者たちはデフォルトになっているようだ。よほどのことがないかぎり、じっくりと見ないし、読んで考えたりしない。 やはり、周りから押し寄せる情報量の多さが、このような構えを形成させてしまうのだろう。自分から飛び込んでいき、深く読み解くようなことはしない。なにか役に立つものはないか、と探し回るなんてこともない。昔は(情報的に)貧しかったからだろう、そういう貪欲さを多くの若者が持っていた。そのときの若者が、今の社会を主導しているわけだから、惜しみなく情報を創作し、若者に伝えようとしているけれど、残念ながら噛み合っていないように見える。