2008年08月05日(火曜日)
昨日のスカリーの話で何がいいたかったのか、というと、つまり、組織も人間も、低迷期における蓄積が、その後の成功の基になる、ということだ。表向きに調子が良いときは、消費しているだけで、成長は止まっている。上手くいかないと悩み、世間から酷評されているときが、力を蓄えている期間なのである。 「このまま砂糖水を売りつづけるつもりか?」という言葉で、スカリーは PEPSI から Apple へ引き抜かれたが、社長になって彼がしたことは、自分を引き抜いたジョブズを Apple から追い出すことだった。これは本当に凄いな、と当時感じた。今の Apple の繁栄は、人間の真の才能が必ず結果に結びつくことを見せつけているだろう。