2007年12月28日(金曜日)


1 週間は 7 日である。この頃、週休 2 日になったので、5 日働いて 2 日休んでいることになる。たとえば、1 週間を 4 日にして、月火水日、月火水日で週休 1 日にしても、6 日働いて 2 日休むので、今よりは働く日が多いことになる。案外こちらの方が能率が良さそうな気がする。 1 年の 365 日は 5 の倍数だから、1 週間を 5 日にすれば、ちょうど割り切れる。すると、昨年と今年の同じ月の同じ日は同じ曜日になるから、カレンダが閏年が来るまで同じものが使える。この場合、閏年の 2 月で、曜日が 1 つずれることになる。366 日は、6 の倍数である。残念ながら、365 も 366 も 4 の倍数ではない。365 は 5×73 だし、366 は 6×61 だ(73 も 61 も素数)。 4 年分を合計すると、365×4+1 = 1461 で、この数字は 3 と 487 でしか割れない。ちょうど良い曜日の数を決めることは難しい。 1 日の 24 時間は、いろいろなもので割りやすい数になっているが、これはそうなるように 1 時間を定めたからだ。これに比べると、1 日や 1 年は地球の自転や公転で定められているから、きっちりとはいかない(だから閏年なんてものがある)。1 カ月はもともと月の運行によるものだった。曜日だけが、人間が勝手に決めた周期である。 もちろん、きっちりと割り切れないため、少しずつずれていくことが重要であって、月日と曜日の両方を伝えることで、間違いを少なくする効果があるので、合理的だともいわれている。東洋には、十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)があった。江戸時代までは、曜日というものがなかったから、四日市なら 4 のつく日に市が開かれるとか、十進法のサイクルで世間は回っていたようだ。

via: MORI LOG ACADEMY: 1週間