2007年10月06日(土曜日)


ホームセンタへ行き、草花の苗を見て、スバル氏と「これなんかどう?」と相談をするわけだが、彼女とは見ているところが違う、と感じることが多い。彼女は花を見ている。僕は花が咲いていても、どうせそれはすぐに散るものだからと思い、主に葉っぱを見ている。葉っぱが綺麗な色のものを選ぶ。自分の庭でも花はあまり目に入らない。そもそも花はほんの一部だ。花が咲くと、すぐに枯れるから、また汚くなってしまうな、という印象を持つ。花が咲くまえに、葉が元気に生い茂っているときの方が綺麗に見える。 写真を撮るときも、スバル氏は対象物を見ているようだ。パスカルを撮るならパスカルを見る。だから、犬や人物の写真は彼女の方が上手い。僕は全体を見る。主にバックを見ている。対象物をあまり捉えない。花を撮るときは、花の影を見ているし、テーブルの上を撮るときは、テーブルが反射して光っているのを見る。影と光を、普通の人は見ないように処理しているみたいだ。その証拠に、写真になってから、「あ、光っちゃった」と驚いたりする。最初から光っていたではないか、と僕は思うのだ。 同じものを見ていても、人によってこれだけ処理が違うのだな、と感じることは多い。

via: MORI LOG ACADEMY: 花を見ない