2007年09月19日(水曜日)


人間というのは、そのときどきにできる範囲で、できるだけ楽しもうと思えば、必ず最高の喜びを発見できる。不満が出るとしたら、それは人と比較するからだ。人と比較するのならば、徹底的にすべての面を比較するべきなのだが、単に一部だけを比較して妬む。「土星には輪があって恵まれているな」「木星は地球より広くて良いな」というのと同じだ。 いろいろな場所がある。高い山もあれば、低い平野もあって、高い低いの格差がある。みんな、どこに立っても良い。山の上に立ちたければ、登れば良い。それが面倒ならば、低いところに立てば良い。ここが安心だ、と思う場所に立つことができる。不満があれば、いつでも移動ができる。まあ、自分はこんなところかな、と思う位置に留まるようだ。高いところに立つ人が偉いわけではない。低いところが貧しいわけでもない。それは、その人が「高さ」をどう感じるか、というだけの問題だ。

via: MORI LOG ACADEMY: 朝夕機関車三昧