2007年06月28日(木曜日)


平方根(ルート)は、小学校のときに教えてもらった。授業で出てきたのではなく、自分が考えた問題がどうしても解けないので、学校の先生に質問にいったら、「これを使わないと解けないよ」と教えてくれた。「中学で教えてもらえるからね」と最初は言われたが、「今教えてほしい」と粘ったところ、なんとか説明してもらえた、という記憶がある。 割り算の筆算に似た形の記号も魅力的だったし、その実際の計算方法も凄い(今は習わないらしい)。これを知ったことで、かなり沢山の問題を解くことができる。特に、ピタゴラスの定理を使う計算で需要が高く、つまり、距離や高さを求めるような図学や幾何学に利用され、これを知っているかいないかで、問題解決能力の差が著しい。ちょっとした日曜大工でも、ルートは必要だ。たとえば、立方根などはほとんど利用する機会がなく、知らなくても日常に支障がない、というのと好対照である。 ところで、「ルート 66」といえば、アメリカンな文化の象徴のようなもの。音楽、ドラマ、映画、小説などによく登場するタームである。僕のガレージにあるネオンの時計も、この「ルート 66」のデザインである。しかし、これを聞くたびに、「8.1 くらい」と連想してしまう理系の人は多いことと思う。

via: MORI LOG ACADEMY: ルート