2007年04月06日(金曜日)


外見上トントン拍子にことが運んでいるときは、まったくなにもしていない。単に作業をこなしているだけだ。工作でも同じで、つぎつぎに穴をあけているとか、ネジを沢山締めているとか、そういうのは作業であって、そこに工作の本質があるわけではない。どこにどれだけの大きさの穴をあけようか、何故そうしなければならないか、を考えているときが本当の工作という行為なのである。 もし、自分の中に1人の設計者と、10 人の職人がいるならば、職人たちが「おい、早く決めてくれよ」と待っているとき、作業がいっこうに進まないとき、設計者が頭を抱えて悩んでいるとき、この状況が、すなわち、ものを作ることによって自分が成長する段階だと思われる。

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人間はだいたい 80 年くらい生きる。約 3 万日だ。これを 365 分の 1 に縮小して、80 日間生きるとすると、3 カ月弱の一生になる。元旦に生まれた人は、今頃もうほとんど死んでいることになる。この縮尺では、1 時間がだいたい 10 秒くらいになる。そんなにびっくりするほど一瞬でもない。1 時間を 10 秒くらいの内容(認識 or 成果)で過ごしてしまうことって、ままあるのでは?

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