2007年02月09日(金曜日)


言葉は、もともと相手の想像力を期待した伝達方法である。言葉を知っているとは、この想像による補助・展開ができるという意味だ。できるかぎり想像を必要としない記述もあれば、逆にほとんど想像に任された記述もある。通じるか通じないかの両極があるのではなく、その間のいろいろなレベルで伝達される。 重要なことは、相手にどの程度自分の伝えたかったコンテンツが理解されたかを確認(あるいは自覚)することである。確認できないときは、またも想像するしかない。ただ、「相手の想像」を想像して発信することが大事だ。どうしても、言葉が多くなり、表現がしつこくなるけれど、少なくとも言葉を尽くすことで理解は高まるようではある。これだけが救いだ。

via: MORI LOG ACADEMY: 想像を期待する伝達