2007年01月31日(水曜日)


以前の日記にも書いた。座禅をしている人の脳波を取り、5分に1度ベルを鳴らす実験をした。修行をつんだ禅僧と、一般人に同じように座禅をしてもらって比較をする実験である。ベルが鳴ると、どちらも脳波が乱れる。禅僧ならば乱れないだろう、と予想されたがそうではなかった。そして、2回め、3回め、と回数が進んでいく。一般人の脳波は、だんだん乱れなくなってくる。つまり、ベルがまた鳴るな、と予想して身構えるからだ。しかし、禅僧の脳波は、いつまでも同じように乱れたという。無心とは、こういうものであるらしい。 無心で小説を書いた方が、自分で驚いて書ける。その驚きが素直に文章に現れるだろう、と僕は思う。これをなんとか、上記の無心と結びつけたかったらしい。

via: MORI LOG ACADEMY: 無心について