2007年01月16日(火曜日)


男性が、結婚相手の女性に求めることとして「料理が上手な人」などと言うのは、僕的には非常に白ける。逆にいったら、結婚相手の男性に「給料が高い人」と要求するのと同じくらい下品な響きを感じるのだ。つまり、美味しい料理を一緒に食べたい、ならば良いが、それを奥さんに求めるのは筋違いである。自分でお金を沢山稼げば、自然に実現するだろう。否、悪いわけではない、ようするに「本能に近いな」というだけ。まあ、「優しい人がいい」という馬鹿みたいな要求もあるわけだから、比較的どれも悪くはない。 個人情報として、既婚か未婚かということは、公開しない方向へ進むものと思われる。ネット上のあるサークルも、つい最近、男女の区別を表示しないようにした(表示しているのを最初に見たとき、「ここは出会い系サロンか」と思ったが)。性別も家族構成も、個人の人間性に比べたらどうでも良い情報である。 友人が結婚していようがしていまいが、別にこちらには無関係だ。その人の人格が変わるわけではない。結婚程度で人が変わったら、たぶん友達ではなくなるだろう。どこの国籍であるとか、何県人だとか、親が健在かどうかとか、そういうことが、その友人と僕の関係には影響しないのと同じである。だいたい、本当に親しい友達というのは、そんなことを話さない。どんな仕事をしているのかさえも知らないことが多い。楽しい話があるから、そんな世間話をしている暇はお互いにないのである。これが、「親しい」という意味だと僕は考えている。

via: MORI LOG ACADEMY: 料理が上手な人