2006年12月23日(土曜日)


書きたいことを書くのでもなく、また僕という人間をわかってほしいから書くのでもない。また、僕という人間を好きになってもらいたいから書くのでももちろんない。それでは、素人の書くブログだ。 読んだ人が、なんらかのものを感じる、なにかを得るきっかけとなる、あるいはそう錯覚できる、というコンテンツが必要である。それを書くことが作家の仕事だ、と少なくとも僕は考えている。プロが全員こう考えているとは思わないし、当然ながら、これが正しいとか、こう考えろ、という意味でもない。 それから、「こんなことを書いたら誤解されるのでは?」といったご指摘も多くいただくのだが、それはもちろん覚悟しているし、誤解されないような文章を書いていたのでは、まったく仕事にならないことは確かだ。以前にも書いたが、クリエータというのは「誤解されてなんぼのもん」である。

via: MORI LOG ACADEMY: 反響と誤解