2006年12月01日(金曜日)
昨夜、スバル氏がTVでニュースを見ていたので、話をしながら少し見ていた。政治家が教育問題でいろいろ対策を協議している。それに対して、ニュースキャスタは「綺麗事ですよね」と非難した。ところが、そのあと彼の口から出てきた意見は、すべて綺麗事でしかなかった。彼に比べれば、政治家の方がまだ具体的に行動している。結局、マスコミは綺麗事しか言わないし、なにも手を下さない。そのわりに、ほんの少しでも罪が認められるところへは、たとえ裁判中であっても一斉に言葉で攻撃する。どう見ても、これは単なる虐めだ。「報道してやる」という上の立場からの姿勢である。こんな虐めを見て見ぬ振りをするのは不愉快だから、こうして書き続けているのだ。書くだけで綺麗事ではあるけれど。 キャスタは雇われているだけのキャラ、つまり人形だ。問題発言をしたらいつでも首を切れる。キャスタやコメンテータがスタジオにいるのは、「これは個人の意見であって、社の公式見解ではありませんよ」という予防線を張りつつ、その口を借りて世間に自分たちの価値観を押しつけ、一方向へ誘導しようとしているメカニズムだ。非常に鼻につくので、一刻も早くTV画面から離れたい、と強く感じる。ただ、もちろん現代人のほとんどは、既にこうしたマスコミの悪い面からは離脱しつつあるので、僕はまったく心配はしていない。事実を報道するだけのシンプルなニュースが見たければ、インターネットがある。
おそらく、流水算というのだと思う。 問「下りのエスカレータを、歩きながら下りていったところ、20 段で下階に到着した。次に、同じエスカレータを、今度は(エスカレータの動きとは逆に)上がっていった。歩く速度は同じだ。すると、上階に着くまでに 60 段あった。さて、このエスカレータがもし停止していれば、下から上まで何段あるのだろうか?」 (以下解答) まず、間違った解答。 20 段と 60 段の平均は 40 段であり、これが人間の速度。そして、エスカレータの速度が 20 段で、これがプラス、あるいはマイナスされて、60 段と 20 段になる。つまり、エスカレータが停まっているときは、40 段である。こう考える人が多いかもしれない。もっともらしいが、これは間違い。 次に、正解。 歩く速度は一定なので、20 段あった、60 段あった、というのは、ようするに、そこを通過する時間の比である。下りと上りの時間の比は 20:60 つまり、1:3 である。ということは、速度はその逆数の 3:1 であり、人が歩く速度にエスカレータの速度を足せば 3、引けば 1 になる。だから、3-1 = 2 を半分にして、この 1 がエスカレータの速度、人間の歩く速度は 2 だとわかる。 エスカレータが停止していれば、人は 2 の速度で歩くので、1 の速度のときの半分の時間になる。つまり、60 段の半分の 30 段が正解。 簡単そうで、難しいかも。