2006年10月26日(木曜日)
福祉とは、個人が公共から受けるサービスであり、もらわなければ損だ、というように考えがちであるが、それは基本的に間違っている。公共とは単に、個人の集合にほかならないし、平均をすれば、個人個人が自分で自分を支えている道理となる。年金とは、結局のところ、死んだら国に取り上げられる個人の貯蓄、と考えれば良い。 念のために書いておくが、僕は年金制度に反対しているのではない。必要なものであり、加入して支払っている。ただ、これで老後は安心と見返りを期待するようなものではなく、むしろ、支払うことで社会の一員としての責務を果たす、と考えた方が良い、という意味。