2006年07月08日(土曜日)
長さ、面積、体積、と次元が上がっていく。 1 トンの水とは、1000kg なので、つまり 1000 リットルの水のことだ。1000 リットルは、1 辺が 1m の立方体(サイコロ型)の大きさのこと(1m3)である。このように、体積の数字を聞いたら、3 乗根を頭の中でだいたいイメージして、大きさを把握する。霞ヶ関ビル何杯とかは、直方体なので比較的わかりやすいが、東京ドーム何杯となると、形が複雑で把握が難しい。 量を把握したかったら、体積を自分の家の土地の面積で割って、どれくらいの高さになるかを計算すると良いかもしれない。そういう計算をして、量を実感することができる。それが「実感」だと思えない人もいるだろうが。 たとえば、これまでに僕は 800 万部くらいの本を作ってもらった。1 冊の厚さを 2cm とすると、1600 万 cm なので、積み上げれば 16 万 m、つまり 160km の高さになる。エベレストの 20 倍くらいで、地球の直径の 1.3%ほどになる。 敷き詰めたらどうだろう? 1 冊を 0.1m×0.2m とすると、50 冊で1 m2 になるので、16 万 m2 の面積を敷き詰めることができる。これは 1 辺が 400 mの正方形に相当する。思ったほど広くない。 1 冊を 0.02m×0.1m×0.2m の大きさだと仮定すると、体積は 0.0004m3 だから、800 万部で、0.32 万 m3。つまり、3200m3 だから、1辺が 15 mくらいの立方体になる。大した量ではない。うちに全部あったら、大きな倉庫が必要だが、不可能な数字ではない、ということがわかる。