2006年06月21日(水曜日)
住宅のことについて、話し合っていたのだが、スバル氏が「これが私の格言」というフレーズを沢山繰り出す。それがことごとく面白い。たとえば、 「狭い住宅は窮屈である」 とかだ。これは名言だと思う。誰も言い返せないだろう。特に、この頃、「狭くても〜な住宅」というコピィを雑誌などで多く見かけるので、それらを一掃する勢いが感じられる。また、 「同じ四畳半でも、ほかに沢山部屋がある四畳半と、四畳半しかない四畳半では全然違う」 というものもある。うん、これも名言だと思う。言い返せない。そのとおりだ。このほかにも、 「狭いと広いは全然違う」 というのもある。当たり前のことを言っているようだが、たしかに真理なのだ。笑ってはいけない。しかし、大笑いした。 僕も、住宅について人から相談されたときに言うことが1つだけある。それは、 「家は建てるまえに9割が決まっている」 ということ。これは、どんな家を造るのか、なんてほんの1割であり、それ以前に、「どこに建てるか」で9割が決まっている、という意味だ。だから、もし選べるのであれば、とことん場所を選ぶべきである。そこに何年住むのかを考え、その年月、その場所がどう変化するかを想像する。家なんか、気に入らなければ建て替えられるが、場所はそう簡単には交換できないのだから。