2006年05月05日(金曜日)


地球の半径は約 6000km である。時速 60km で走ると 100 時間で到達できる距離だ。 半径 6m の巨大な地球儀を想像してみよう。直径は 12m になるので、だいたい 3 階建ての建物くらいの高さである。この大きな地球儀の上に、富士山を作ると高さが 4mm くらいになる。4cm ではない、たった 4mm。エベレスト(チョモランマ)でも 9mm くらいしかない。海の一番深いところで、1cm ちょっとである。 そもそも、ジェット機も 1cm くらいのところを嘗めるようにして飛んでいるのだ。スペースシャトルだと、50cm くらいの高さになるけれど、それでも、そんなに離れていない。しかし、このくらいになると、もう空気はない。だから、表層のほんの薄いところだけに空気があると考えて良い。 さて、直径 12m の巨大地球儀に相応しい月を考えよう。月は地球の約 4 分の 1 の大きさなので、直径が 3m くらいになる。庭に置けるほどの大きさだ。月は、地球とどれくらい離れているか、というと、約 37 万 km。だから、この縮尺でいえば、370 mである。一番近い月が、これくらい遠くにある、ということ。 ちなみに、太陽は 1 億 5000 万 km 離れているので、この縮尺では、150km のかなたになる。太陽の大きさは地球の約 100 倍なので、直径は 1.2km という巨大さ。

via: MORI LOG ACADEMY: 地球の大きさ