2006年04月02日(日曜日)
ずいぶんまえから「談合」が問題になっている。情報公開の時代であるが、いっこうになくならないみたいだ。「談合がなかったら、とてもやっていけない」と真面目に言う人たちに沢山会った。「みんなが得をする。誰も損をしていないのだから、絶対になくならない」と笑っていた。 その世界の中にいるかぎり、そのとおりなのである。つまり僕だって、高い値段でコンピュータを買っていたのだ。自分の金ではないのだから、しかたがないか、と諦めていた。事務職員も、取引のない店から入れるという余計な仕事をしたくない。出入り業者だって、真面目に仕事をしているだけである。誰も悪いことをしている意識はないのである。しかし、一歩外から見れば、それらの無駄は、国民全員が負担していることにはちがいない。もちろん、今でもまだまだ消えていない。