2006年03月17日(金曜日)


プロは、アマチュアでも確実にできる方法で作り、アマチュアはプロでも難しい方法で作ろうとする。 これはつまり、工作において、上級者ほど、用意周到な手法を用いる、という意味である。たとえば、わざわざジグを作ったり、固定するための道具を多用したり、きちんと測定し、確実な方法を選ぶ。初心者は、勘や器用さに頼ったアクロバティックな方法で作ろうとして、多くは失敗をする。 実に名言である。研究を見ていても、学生の方がアクロバティックな手法を選択する。ベテランになるほど、一歩一歩ゆっくりと進む。たぶん、小説もそうだろう。気分がのっているときに、直感に任せて一気に書く天才的でアクロバティックな手法は、アマチュアのものといえる。

via: MORI LOG ACADEMY: 探しものでいらいらしない手法