2006年03月01日(水曜日)
こうして決めたノルマを、僕はほぼ厳守する。万が一ノルマが達成できない日があったら、次の日には必ず挽回する。逆に簡単にノルマが達成されてしまい、もっと書けるぞ、という調子の良い日もあるけれど、せいぜい貯金は1日分だけにしている。沢山貯金をするよりも、コンスタントに書くこと自体が、書けるシステムを維持するコツだと考えているからだ。 病気になったり怪我をして仕事に支障が出る、という話もよくあるが、たしかにその方面の危機管理も重要である。ノルマを達成する、ということは健康管理も含まれている。また、身内に不幸があって、といった話もよく耳にするところだが、周囲の不幸くらいで仕事ができなくなるようでは、プロではない。まあ人間、何があるかわからないのは事実だが。 世の中には、甘える人と甘えない人がいる。別の言い方をすれば、甘えることのできる人とそれができない人がいる。もっと別の表現をすれば、同情されたい人と見栄を張って同情されたくない人がいる。自身や身内の不具合や不幸を、やたら他人に話したがる人、書きたがる人がいる一方で、そういったことを言わない、書かない人がいる。どちらがどうという話ではない。これはその人の「質(たち)」である。僕が観察した統計では、兄弟姉妹の上は後者、下は前者が多いが、もちろん例外もある。