2006年01月13日(金曜日)
小説の新作執筆の方は、まだ 4000 文字くらい。最初がゆっくりなのはいつものとおり。それは選択肢が無限にあるからだ。進むにつれてだんだん選択できなくなる。これは、工作も同じ。ものを作るときは、最初の一歩が最も難しい。 最初の一歩が簡単だと考えている人は、まだ経験が不足していると思う。初心者の場合は、最初が簡単で、だんだん難しくなってきて、ついには完成させられない、というケースもある。僕ももちろん、子供の頃はそういうことが多かった。作りたいものと作れるもののバランスが取れていないせいだ。 何度も完成させるうちに、さきが見えるようにもなり、ちゃんと完成させられるように、いろいろな心配をするようになる。その心配は、早ければ早い方が安全なので、どんどんまえに来る。だから、プロフェッショナルになると、ついに一番最初が最大の難関になる。作り始めさえすれば、もうこちらのものだ、という域に達するのだ。 小説も、もう 50 作くらいは書いているだろうか。そろそろ、そんな感じに近づいてきたかと思う。特に奢っているつもりはなく、単にようやく慣れた、という意味である。 補足しよう。そもそも、自分に大した小説の才能を見出していない。自分の書くものが他人にとって多少の価値があるもののようだ、という観測はできる。しかし、自分が考えるいわゆる芸術としての価値を作り出しているかといえば、そんなことは微塵も感じられない。少なくとも、自分では価値を認めていない、と今は断言できる。 誤解を避けるため、さらに書くが、これは悲観ではない。もし万が一、自分がこの創作において価値を発見することがあれば、それは幸せなことだろう、とむしろ楽観している。だから、書き続けているのだ、ともいえる。 ただ、今のところは、精一杯力を振り絞って書いたことは一度もないし、また、そんなふうにしても、良作が生まれるとも考えていない。そもそも、良作がどんなものなのかも、まだわからない。それがわからないのに、力を入れるわけにいかない、という段階である。 人に褒めてもらうことが目的ではない、自分に褒めてもらうことさえも、目的ではない。しかし、ビジネスなので、大勢にある程度は認めてもらう必要はある。現在はそれしか明確な目的はない。
算数だから、いずれも、形の問題。アルファベットの大文字の中で多いものを選んだ。 問 1:BとQがともに 1 位に選ばれました。何が多いですか? 問 2:Oが 1 位、Xが 2 位でした。何が多いですか? 問 3:Hが 1 位に選ばれました。何が多いですか? 問 4:Iが 1 位に選ばれました。何が多いですか? ところで、CとHとIとLは、鉄と深い関係がありますが、どうして? あ、これだけは算数ではないか……。