2005年10月10日(月曜日)
おそらく、数時間で一冊の小説を読み切ってしまう人たちの多くは頭の中で映像を展開していないのだろう。そういうテキスト読みが小説の読者には多い。映像読みの人は、すべてのシーンを展開するのに時間がかかることにくわえて、テキスト読み系の作者が書いた文章だと、ちっとも上手く映像展開できないことで疲れてしまうため、小説を読まなくなる傾向がある。 稀に、速読しても映像展開ができる天才もいる。おお、それは凄い、と感心する。そういう人は例外なく、小説を書いているし、例外なく大作家だ。